一通の手紙…

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「ところでさあ、2人ともあの噂知ってる?」 凜が少しはしゃぎながら言った。 「知ってる知ってる!! あの『招待状』ってやつだろ!?」 剛もはしゃぎだした。 どうやら今、学校ではその噂のことがよく話されているらしいが、最近の俺はあの手紙のせいで、いつもぼけ~っとしていたから全く知らなかった。 「なにそれ!? 聞いたことねぇよ?」 と俺が言うと2人は結構驚いていた。 「え?広夢知らないの!? 広夢が知らないって言うのってかなり珍しいよ!?」 凜が少し大きめな声で言った。 「そうだよ!!お前こういうたぐいの情報はすぐにわかってんのに!」 剛も驚いたようだ。 確かに俺は噂だとかの情報は真っ先に手に入れていたものだから驚いてもしょうがない。
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