はじめまして、はピアニッシモで🍀

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「あとは神宮だけか」 「燎夜のところか?あそこは来ない」 飛鳥が怪訝そうな顔をして俺を見た。 「織凰寺のパーティーと重なったらしいから」 神宮もまた神の座所のひとつだ。 四大財閥の一つ織凰寺と仲がいいらしい。 俺にとって神宮の一人燎夜は幼なじみのような存在だった。 「織凰寺は苦手だな。なんか蛇ににらまれる感じがするよ」 「同感」 金持ちの家っていうのはどうも苦手でならない。 俺もその金持ちの一人なんだけどな。 「飛鳥、中学はどこに行く?」 「今ところ銀星だな」 「うわっ同じだ。拓哉も銀星だよね」 「当たり前。あそこに行かなきゃどこに行く」 銀星学園は金持ちのための学校。 まれに一般人も入ってくる。 学費の高い銀星に入るには常に学年首席を保つ必要がある。 首席は何人いようと関係ないが、首席から落ちれば即退学だ。 そんな厳しい学園に誰が好き好んで入る? 金持ちならともかく一般人が… .
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