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俺は竜宮寺拓哉。
九歳だ。
今は“神の座所”第二座の椋木家主催のパーティーに来ている。
双子の姉亜梨栖と母と一緒に。
でも、正直パーティーなんて面倒なだけだ。
だからこっそり抜け出してお屋敷の中を探検しようと思った。
そしたら…
「この屋敷広すぎ…さすがは第二座」
ため息が出てしまうほど屋敷は広い。
俺は迷子になってしまった。
誰かに道を聞くなんて選択肢はない。
俺のプライドが許さないからだ。
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