俺とアイツの隠し事

16/16
前へ
/137ページ
次へ
帰り道、イチが原付に股がる。 『なぁ、なんか悩みとかあったら、何でも相談に乗っからな。』 「…んだよ💦急に💦悩みなんかねぇよ💦オメーこそ俺に言いてぇ事、黙ってんじゃねぇのか?」 『バーカ、んな事ねぇよ。酔っ払い、気をつけて帰れよ‼』 「へっ、オメーこそ‼帰り道にコケて怪我すんなよ。」 イチは原付で走りだし、すぐに姿は見えなくなった… お互いが何かを隠してる事を、お互いがわかってた…俺はすげぇ事だと思うけど、それをお互いに伝えられない事が、なんか寂しかった。スッキリしねぇ夜だ… こんな夜、早く明ければいいのになぁ。
/137ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3467人が本棚に入れています
本棚に追加