17人が本棚に入れています
本棚に追加
ーピッピッィー
「っんーふぁッーもう朝?」
静かに鳴り響いている目覚まし時計にハッっと目を覚ます私。
有坂花梨(アリサカカリン)
16歳の高校2年です。
ードゴッー
「いっ~たぁー!!」
『おい、そこの寝坊野郎ッ!!そこにある、ネクタイ取れよ!』
このクソ生意気な事を言っているのは、
弟の有坂梓(アリサカアズサ)私と一つ下の高校1年。
「っ!いっ痛いじゃないの梓ぁッ!!それに私は、“寝坊野郎”じゃない!」
『寝坊野郎なのに、寝坊野郎って言って何が悪いッ!?』
「なっなにぉ~!!」
『ーなんだよ?』
あたし達は、睨めながら言い合っていた。
いつからからか、あたし達は仲が悪くなっていた…
中学の頃まで中がよかったのに…
最初のコメントを投稿しよう!