第一章

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ーピッピッィー 「っんーふぁッーもう朝?」 静かに鳴り響いている目覚まし時計にハッっと目を覚ます私。 有坂花梨(アリサカカリン) 16歳の高校2年です。 ードゴッー 「いっ~たぁー!!」 『おい、そこの寝坊野郎ッ!!そこにある、ネクタイ取れよ!』 このクソ生意気な事を言っているのは、 弟の有坂梓(アリサカアズサ)私と一つ下の高校1年。 「っ!いっ痛いじゃないの梓ぁッ!!それに私は、“寝坊野郎”じゃない!」 『寝坊野郎なのに、寝坊野郎って言って何が悪いッ!?』 「なっなにぉ~!!」 『ーなんだよ?』 あたし達は、睨めながら言い合っていた。 いつからからか、あたし達は仲が悪くなっていた… 中学の頃まで中がよかったのに…
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