143人が本棚に入れています
本棚に追加
「観念しなさいイクミン!」
壁際まで追い込まれた私。
顔の両脇にバン!と腕をつかれた。
逃げられない。動けない。
絶体絶命!
「ちゅうー」
「た、高瀬さ、待っ……!!」
ずい、ずいと近づいてくる高瀬さん。
目がマジだ。本当にする気!?
誰か入ってきたらどうするんだー!!
ていうかウワ、カオ、近っー
「――ん、ぅ」
奪われる、ってこんな感じなのかな。
ぐっ、と一度強く唇が押し付けられた。
咄嗟にぎゅうっと目を瞑る。
あぁ今、絶対私カオ真っ赤だ。
「……い、イクミン…」
「ふぁい?」
最初のコメントを投稿しよう!