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「彩、来るの遅かったねぇ~!?」
授業が終わったあと、理沙が彩に言った。
「いろいろとゴタゴタがありまして……―――。」
「ゴタゴタァ?」
「まっ、まあ…、いろいろと……。」
「…私たちの間に隠し事はなしだかんね!?」
理沙が不満そうな顔で言う。
「分かってるよっ。」
この言葉を聞いて理沙の顔が明るくなっていく。
「彩大好き~!!」
理沙が彩に抱きつく。
いきなりのことで彩はよろめく。
「…私も、理沙ちゃん大好き。」
そう言うとしっかりと理沙を支えて静かに笑った。
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