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「彩っ、早くぅ~!!授業遅れちゃう。」
「さ、先に行ってて~。」
最初の元気な声から気弱な返事が帰ってきた。
この気弱な返事の主こそがこの話のヒロイン 関 彩 なのだ。
「じゃぁ、先行ってるねぇっ!!」
「ご、ごめんね~、理沙ちゃん。」
元気な声の主は、彩の唯一の親友 中原 理沙。
理沙は彩の返事を聞くと先に移動教室先……つまり理科室へ向かった。
…この時、理沙と一緒に教室移動していたら、彩の人生は変わっていたかもしれない。
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