2人が本棚に入れています
本棚に追加
幼い恋
戸惑いながら この手をとった君
痛いだけの恋ならいらない
幸せになれるとは限らないわ
だけど信じたい 君という名の奇跡を
先の事等考えず 気持ちに従ったんだね
後悔はしないと言い切れるの？
でも立ち止まってばかりで悔やむ事もある
君はきっと 傷付いたとしても
進む事を選んだんだね
この手をとって走り出した君の瞳の先には何が見えるの
恐れは無いの？
不安は無いの？
若さだけで走る事に
ねえ 答えて
その背中と走る速さに
鼓動は早鐘の如く鳴る
それが恋をしてるからか
先の不安からか
解らなくて怖くなる
走るのを止めた私を
君は不安な目をして覗き込む
痛いの だからか溢れだすこの涙に
さよならの意味を込めて
君を見つめた
君はその目をそらさずに
私を見ていた
痛そうな顔をしながら
私を見ていた
そして二人別つ道を歩いた
ごめんね
信じきれなくて
涙は溢れて この頬を伝い落ち
拭いきれなかった
最初のコメントを投稿しよう！