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そして、その日はやってきた。
俺は予定の時間の十分前についたのだが、朝比奈さんはもっと早く来ていた。
「おはよう、キョンくん」
「おはようございます、朝比奈さん」
そんな軽い挨拶を交わし、早速色々なお店を回る。
「そうだ、この間小物屋さんができたんですけど、いきません?」
朝比奈さんの頼みなら勿論ですとも。
「いいですよ」
と俺達は小物屋へ向かった。
「…ここみたいですね、朝比奈さん」
「ええ、早速入りましょう♪」
中は綺麗に色々な物が並べられた明るい感じで、入口にはかわいい熊のマスコットが居た。
朝比奈さんは「可愛い」を連呼しながらいろいろなものを手にとって眺め、眺めては戻し、戻しては「可愛い」を連呼していた。
そのしぐさはあまりにもかわいらしく、見ているこっちが幸せな気分ですよ、朝比奈さん。
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