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「そりゃびっくりもするさ。いきなり横に立ってるんだから」
「見かけたからちょっと挨拶しようと思って……リュージあんた背、伸びた?」
シャノンは隆二の周り歩きながらしげしげと眺める。
「そうかな?あんまり分からないや。シャノンは髪切ったんだね」
「まぁね、邪魔だったから。ちょうどよかったのよ」
肘の辺りまであった髪は肩にかからないほどまで短く切られていた。
しかしその髪は以前のように艶やかさを失わず、太陽の光に反射して光輝いている。
「言っておくけどあんたが最後よ。もうみんな集まってるわ」
「え!?みんな来てるの!?」
隆二は驚き、シャノンを見る。
「ミーシャなんか休暇3日目から来てるらしいわよ。ほぼ住み着いてるわね」
「ミーシャらしいね」
隆二は笑いながらシャノンと共にみんなのいるカナンの屋敷へと歩いていった。
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