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  君は足早に砂浜へ降りていく。 僕も急いで後をついていく。 時間も時間なだけに、僕たち以外人はいないようだった…。   時折 冷たい海風がざわぁ~っと体にあたる。     「寒くない?大丈夫?」 と、僕は君に近づいた。   「うん。少し寒いけど大丈夫です。」 と、君は答えた。   「やっぱりまだ少し寒いね。梅雨が明ければ夏本番!!海水浴に来れるね~。もう少ししてからまた…//」   「わたし、好きな人がいるんです!」 君が 僕の言葉を遮ってそう言った。   「えっ⁉」 僕は思わず、聞き返してしまった…。       「わたし、好きな人がいるんです。でも‥‥この想いは叶わないんです‥‥。」     ……………………  ………………………      
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