30人が本棚に入れています
本棚に追加
‥‥‥‥‥‥
‥‥‥‥‥‥
『もうすぐ彼女の家に着いてしまう………。
このまま、「じゃあ また。」 で済ませていいわけがない。』
僕は、心の中でそう呟きながらゆっくり車を走らせる。
時間はすでに12時をまわっていた。
街中を走る車も少なく、彼女の家までもうすぐというところだ…。
と、気になってふと隣に目をやると、彼女は窓にもたれて優しい寝息をたてていた…。
泣いたことで疲れたのか…。話せたことで安堵したのか…。
とにかく、何とも言えない優しい顔で眠っていた…。
「家に着くまで寝かせておこう。」
僕は一言呟いて、またゆっくり車を走らせた……。
‥‥‥‥‥‥‥‥
最初のコメントを投稿しよう!