夢物語

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「どうしようか。」 どのくらい経ったのだろうか 新選組の屯所を出てさ迷い、近くのお寺の石階段に座り生きるすべを考えていた 結局答えがでないまま夜が更けていく 「ワタシが生きることを考えてるなんて不思議。これも沖田さんのおかげかな。」 自分でも気付かない内に沖田の事ばかり考えていた 《あんなに優しく言葉をかけられたのはいつぶりだろう。笑顔が可愛かったなぁ。この辺にいればまた沖田さんに逢えるかな。また逢いたい。あんな惨めな姿じゃなくて…》
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