1332人が本棚に入れています
本棚に追加
「良順先生を呼んできますね。」
そう言うと、ワタシを残し部屋を出ていく
部屋を見回してみる
何もなく静かな部屋
新選組の屯所ではない事は分かった
しばらくして沖田が戻ってきた
「患者さんが一段落したら来てくれるそうです。」
「沖田さん?」
「なんですか?」
「ワタシ斬られた事は覚えているんですが、その先は全くわからないんです。なぜ沖田さんがいるのかも。」
「無理もないです。薩摩の男に斬られて、あなたは意識を失って、目覚めたのが今なんですから。今は体を治す事が大事です。いろいろ考えず良順先生が来るまで横になって休んでいてください。ねっ。」
沖田に促されるまま横になる
疲れているのだろう、横になるとまた眠ってしまった
最初のコメントを投稿しよう!