夢物語

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家族…その言葉は背中の傷以上にワタシの心を痛めた 長い間忘れていた、いや、忘れたくても忘れられない二度と会えない家族… 「家族はいません…帰る家も………ありません」 涙が流れた 「そうか。辛いことを思い出させたな。 傷口が閉じるまで、しばらくここに居るといい。」 良順がワタシの肩に優しく手を置いた 「ゆっくり休め。」 そう言い残し、良順は部屋をでた
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