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「田中!これはどういうことだ?俺は女の小姓など頼んだ記憶はないぞ!」
《な、何!?怒ってる?女は頼んでない…って事はワタシに対しての怒りなの!?》
「すみません!私も女だと分かった時、良順先生に確認したのですが……そうだ!!先生から副長に言付けがあります。」
「言付け!?なんなんだ」
田中は逃げ道を見つけた様子で、少しほっとした表情で言付けを話す
「それは…『副長がだした条件は満たしているから文句はないだろう』との事でした。」
副長と呼ばれている男はその言葉を聞き、少し笑った
「あんのやろー!!良順のくそじじぃ!冗談にもほどがあるぞ。
まぁいい。田中ご苦労だったな。」
「はい!失礼しました。」
田中が部屋を出て行く
ワタシと男二人きり…
あいかわらず、なんとも言えない空気が漂っていた
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