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｢なあ、どうして楓は俺が地球から来たって分かったんだ？｣
｢それは私も地球から来たからよ。｣
｢!?・・・マジ？｣
｢マジ｣
｢え？もしかして地球人って、この世界にけっこう来てる？｣
｢ん～、十年に一人くらいね。｣
二人はそんな事を話ながらしばらく歩きはじめた。すると楓がいきなり話題を変えた。
｢それにしても、いきなりセレティアに来て光輝の両親は心配してるでしょうね。｣
｢大丈夫だよ｣
｢なんでよ？｣
｢俺さ、何年も前から両親が行方不明だからな。｣
そう言うと俺の顔が辛そうな顔になった。
｢…ごめんなさい｣
｢いいって、気にすんなよ。そうゆう楓の両親は大丈夫なのか？｣
｢私は両親が大っ嫌いだったからね。逆にラッキーよ。｣
｢ふ～ん。楓も苦労してんだな。｣
｢まあね、ほら急ぐわよ！｣
二人は、またしばらく歩き続けた。
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