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ガシャン…!
冷たいく暗い地下牢で鍵をしめる音が響き。
エリーは地下牢の中でただ泣きました。
そんな姿をシルヴァは罪悪感を感じつつも地下牢を後にしました。
だれもいなくなった地下牢でエリーは
『えっく…
どうしてこんなことになってしまったの?』
エリーは牢屋にある小窓から見える月を潤んだ瞳で見つめていました。
一方
コンコン
『シルヴァでございます。
失礼いまします。』
『戻ったか』
王様は何食わぬ顔で食事をしながらシルヴァを見ました。
『シルヴァよ。
美しいと思わぬか?
あの人魚を』
王様はぞっとするような笑顔でシルヴァに言いました。
『王様…
一つお尋ねしても宜しいですか?』
『なんだ?』
『どうやってあの方が人魚だという情報を手に入れたのですか?』
『あぁ…』
王様は食事を終え、ナプキンで口を拭いた後
『あれはな
取引をしたのだ。』
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