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『私陸へ行ってみたいの。』
『エリーなんですって!?陸には魚を食べる人間という恐ろしい生き物が住んでいるのよ!』
『だけど…こんな素敵なものを作る人間が恐ろしい生き物なんて思えないの。』
するとエリーは、きらびやかな飾りの付いた豪華なオルゴールを取り出しました。
エリーはネジをまわしオルゴールの蓋をあけると切ないメロディーを奏でました。
『エリーこれはなに?』
『わからないわ。だけど…きれいだと思わない?』
『そうね。エリーどうしても陸へ行きたいの?』
『えぇ。行くわ。』
『そう…。なら私は反対しないわ。みんなに黙っとくから。』
『クレア…。ありがとう。』
こうしてエリーは、陸へ行く決心をしました。
その時
エリーの決心を聞いていた人物がいました。
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