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気持ち悪いって言われてうなだれてたら勇人がいきなりあっ、って声を出した。
｢どうしたの？｣
｢え、っとね・・・｣
｢うん？｣
｢うんとね・・・｣
｢・・・・？｣
｢ご、ごはんと・・・｣
｢へ？｣
や、やばい。帰り道にあんなこと考えたから思考が変なとこいきそうだ。
｢お、お風呂どっちがいい・・・？｣
｢そ、そうだねー、お腹すいたからご飯、がいいかな｣
｢じ、じゃあ・・・｣
ご飯がいいって言ったけど勇人は台所へ行かない。
むしろ何だか照れたようにもじもじしてる。か、可愛い、けど・・・・どうして？
｢・・・んと・・・だ・・・いい？｣
｢なに、聞こえないよー｣
｢ご、ごめんなんでもない！｣
なんかボソボソ言ってくれたけど聞こえなかった。そのうえもういい、なんて言っちゃってますます気になる。
｢なに、勇人ちゃんと言ってよ｣
｢や、もう、いいって｣
｢よくないー！気になるじゃん｣
｢だ、だって・・・・｣
｢なんて、言ったの？｣
｢ごはんと・・・・・だったらどっちがいいか聞いただけ・・・｣
肝心なところが聞こえないんだけど！！勇人、あともう少し勇気を振り絞って！
さあ、あと少し！！！
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