ずっと一緒なんて(ミズサカ*栄口=ヤンデレ*)

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-ざくっ- 本当にそう聞こえそうなほど勢いがよかった。そして水谷の左の小指からは血が次々とあふれ出る。 それがなぜだか安心できた。 「ほら、栄口。小指だしてよ」 「え・・・・」 「約束!指切りげんまんっ」 水谷は止血をしようともせずそのまま俺に小指を突き出してきた。俺は言われるままに小指をからめる。 「あのさ、栄口」 「あ・・・」 「今すぐ、不安な未来を捨てなくてもいいんだよ」 「う、ん」 「少なくとも、高校生を卒業するまでは一緒」 「・・・・」 「朝も、俺が迎えに行くし、帰りも俺が送っていく。休み時間は一分でも栄口の様子を見に教室まで行く」 「え・・・?」 「家にいる時、寂しくなったり不安になったらすぐ俺に電話してよ!!ワンコールででちゃうんだからっ」 「水谷・・・・」 もし俺が不安になって、また混乱しちゃっても水谷がこうしてとめてくれるよね・・・? 俺を止められるのなんて、水谷ぐらいしかいないし、それに水谷じゃなきゃだめなんだ。
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