そのモノの名

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「使用人が・・・いないようですねぇ?」 「そういえば、私が戻ったというのに誰も出てこないわね。これ、誰かおらんのか?」 八重が声を張り上げるが返ってくるのは、ただただ沈黙のみ。 「それに何?この生臭い匂いは・・・」 「血・・・でしょうね。おそらく」 「血!?」 「さて・・・すでに手遅れってことになってないといいですが・・・」
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