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「拝啓、運命様。 アンタ、人の命を転がして大層楽しいだろう?」 灼熱の砂漠に 冷たい日の落ちた砂漠に シャベルの音だけが鳴り響く。 「笑えよ。見てるんだろう? この俺がジタバタもがいてるのを」 空を見上げると 星だけが笑うように瞬いていた。
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