開扉

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私は、しばらく放心状態のままだった。 考えるのが、面倒だったし無駄に頭を使うのは、昔から嫌いだからだ。 そういえば、携帯電話があるじゃないか。 焦ってて時間しか見なかったが、電波は? 「......」 「はぁーやっぱり圏外か」 何となく予想は、していたちょっとだけ期待したんだが...な。 「畜生、面倒くせーな」 吉川は、白い部屋に同化している白いベッドに寝転ぶ。
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