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その男に近づくとなんと...壁に深い穴が空いていた。
「うん?なんだ...あんたら」
初めて会っては、ないのだが緊張はする。
「会うのは、二回目ですね。今二人で、この建物を探検してるいるんですよ」
「こんな所を探検かぁ~二人で青春しとるなぁ~」
「あの、何なさってるんですか?」
「これは...壁を掘っとるんじゃ」
「掘ってる??」
「そうじゃ...食堂のこのスプーンを変形させて掘ってるじゃ」
そういってスプーンをみせてくれた。
「すごいですね...でもなんで掘ってるんですか?」
「そりゃーXの奴が、俺を閉じ込めとるけー悩んだ結果...掘る事思いついたんじゃ」
凄い発想の持ち主だ。
「私たちは、今出口を探してるんですよ」
「出口なんかあるん?」
「だから、今探してるんですよ」
「そうかい、そうかい」
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