探検

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倉木さんが、ぼーっと栗原さんの方を見る。 「どうしたんですか?私なにか付いてる?」 倉木さんは、栗原の両肩に手を乗せた。 「惚れた」 えぇぇぇーーー いきなり惚れたって... 初対面の人に私でも言った事ないよ。 吉川は、この雰囲気を止めなければと思った。 「まぁまぁ、そぅいうのは、ここから出てからにしましょう」 「外でたら付き合ってくれるんか?」 栗原さんは、ちょっと苦笑いをしていた。 「倉木さん困ってますよ...」 「そうかい...ごめんな」 「それより一緒に出口探しませんか?」 「俺とか?掘る才能しかないで...」 「今は、仲間がいたほうがいいんです」 「そーですよ倉木さん」 「なら、仲間なるけど...とりあえず寝させてくれ。ずっと掘ってたから疲れて...な」
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