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校門の前には俺には全く関係ない人達が門に吸い込まれて行く。
気持ち悪い、例えば下駄箱にぶつかる感じ、そう気持ち悪いのだ。
どんどん吸い込まれていくなかで関係ある奴がこっちを見てニヤニヤしている。
多分友達だ。
『朝からニヤニヤするなよ、気持ち悪い』
『そんな事言うなよ爽やかで良いだろ』彼は親指を立てながらそう言った。
『それよりも無表情で見つめる方が良かったか』
『笑顔が最高です。てか早く上がろう』
『そうやね』
俺らは、皆と同じように学校に吸い込まれて行った。
気持ちが悪い軍団の一員となって。
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