~始まりの日~

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ヤヨイによる、まさかの温泉に今日から行きますよ宣言を受けて、しばらく固まってしまうダイキ…そんな彼の姿を見て、 『ほら、いつまでも固まってないで早く支度して!あ、ちなみに学生割が聞くらしいから、行きの服装は制服で宜しくね』 『了解!それでは着替えて参りまぁ~す』 そう言い残すとダイキは、そそくさと自室に戻っていった。ダイキは自室のドアを閉めると、クローゼットを開く。 その中から、黒のローブとズボン、白のカッターを取り出すと早速着替えにかかる。 そして着替え始めてから一分弱、着替え終えたダイキは鏡の前で身嗜みの再確認をしている。そしてそれも終了すると今度は、旅行鞄に着替えの服等を詰め込んでいく。ポケットに財布を捩込む。 『よし、準備完了…っと』 全ての準備が完了したので、荷物を片手に自室のドアを開けて、部屋を後にした。
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