ひずみ

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こうして、私は行政書士の先生や労働基準監督署に働き掛けをしながら、仕事を覚えていった。 それを面白くない人間が現れた…。 ………、 …菅原さんだ。 私が仕事を覚え始めて、いずれ追い越してしまうと思ったらしい。 二人で仕事に行けば、自分の仕事に集中せず、人の仕事に手を出し失敗する。 自分の仕事を適当に終わらせる。遺体の腹水を止めるための鼻の綿なんか、ほとんど入れない。 それで、人の仕事をやるのだ。 だから、自分の仕事は……、 当然のことながら、失敗だらけ…。 津田さんのところには、クレームが殺到した…。 そりゃ、そうだ。
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