プロローグ

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俺は古臭いベルの目覚ましの音で目が覚めた。 「今日から新学年か……」 俺はベッドから下りると制服に着替え、髪を整えた。 そして長い廊下を渡って居間に向かった。 居間の机には朝飯が用意されている。 「また和食かよ……」 文句を言いつつ食事を済ませ、玄関に向かった。 俺はいつも朝飯は一人で食べる。 普通の人と少し違うからな。 何故なら…… 「いってらっしゃいませ、若!」 「あぁ、行ってくる……」 俺はヤクザの息子だからな。
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