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母「鍛えるのよ!」
眉毛をキリッと上げ、真面目な顔で拳を握る。
陸「なにを!?」
父「決まってるじゃないか!男をだ!」
間違いなどありませんような満面な笑顔。
陸「………」
父「いだだだだ!手がもげる手が!だが、これも息子のため!」
娘だ!!
母「おう!これがプロレスの………名前忘れたわ」
母は、一人で私達の行動に魅入っているし、父は何かへんなこと言ってるし…
陸「何を血迷ったんだ…」
もう、あきれ果てた。
母「もう、理事長に話ておいたから。陸ちゃんの成績だったら理事長も文句なんて言えなかったわ」
笑顔の裏では腹黒いオーラが漂っていた。
(じゃなくて、言えなくしたんでしょ…)
母「あっ、それと全寮制だから」
と、笑顔で付け加えた。
陸「………」
……ち～ん……。
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