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じゃあ、ハルヒ、学校行って来るから。おとなしくしてろよ?返事は?
はい…
ハルヒは力なく返事をした。キョンは、ハルヒを少し見つめた後、学校に行ってしまった。ハルヒは、疲れて寝てしまった。
どれくらいたっただろう?ハルヒは携帯のメロディで目を覚ました。
…?……!!キョンが忘れていったんだわ!幸い携帯はハルヒの指が届く距離にある。ハルヒは思い切って、電話に出て見た。
助けて!!!キョンに監禁されてるの!警察を呼んで!
…!おや?涼宮さんじゃないですか。いまの話は本当ですか? 電話に出たのは小泉だった。
本当よ!助けて!ハルヒは泣きじゃくりながら助けてと繰り返した。
警察の前に僕が確認しにいきますので、少し待っててください。またかけます。それじゃ。
ブツン…!ツー…ツー…
通話は終わった。
ハルヒは待っている事にした。しばらくすると、階段を登ってくる音がした。ドアが開いた。キョンだった。何故か制服が血まみれで、異臭を発する黒いビニール袋をもっていた。
キョンはいった。ハルヒ。待ってたって誰も来ないさ。待ってたのはこいつだろ?ビニール袋の中から何かを投げ付けた。ゴトン…!……?…!!やぁ…小泉君…の首!うわぁあぁ!ハルヒは嘔吐した。
ハルヒ…俺はおまえが大好きだったのに…残念だ。さよなら。ハルヒ
ザシュ…!プシャァァ!
消えゆくハルヒが最後に見たのは、おかしくなってしまった大好きな人の虚ろな笑みだった。
END
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