悪夢

2/2
前へ
/5ページ
次へ
ハルヒが目をさますと、そこはキョンの部屋だった。    「あれ?…私なんでこんな所に…しかもなによ!この拘束器具!気持ち悪いたりゃありゃしないわ!キョン!出てきなさいよ!」  キョンは出て来ない。 ハルヒは仕方がないのでキョンがくるまで待つ事にした。あれからどのくらいたっただろう?いつの間にか、ハルヒは寝てしまっていた。目をさます。目の前に笑っているキョンがいた。    「キョン!なんて事してんのよ!私を家に返して!」ハルヒはキョンにいった。    「帰す?おいおい…馬鹿な事言うなよ?ハルヒ。お前は俺のペットだ。」  反論しようとしたハルヒの脇腹を思いっきり蹴りあげた。  カハッ…うぅ…。ハルヒが苦痛のあまり呻く。  キョンは笑いながら聞いた。「大丈夫か?ハルヒ。痛かったか?俺に反抗するとこうなるんだ。分かったな。」ハルヒは言った。「なんでこんな事するのよ…!こんなのキョンじゃない!」   「俺は俺だよ。ハルヒが大好きだから捕まえたんだ。誰にも取られないように。」   ハルヒは絶句した。   キョンはハルヒの髪を掴んで壁にたたき付けた。「ハルヒ。逃げようとするなよ?俺はこんなにもハルヒが好きなんだから。」    悪夢の始まりだった。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

37人が本棚に入れています
本棚に追加