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「えっと、結宇のコレ?」
ピッと小指を立てて聞く。
「いや違いますよ。学校の後輩です。」
心の質問に顔色1つ変えずに否定した葵……。
葵、地味に傷つくよ。
「なぁんだ……。」
って、そんなつまらなそうに言われてもねぇ。
本当に僕にどうしろと?
「あ、期待した(笑)?」
「うん、かなり。」
してたのかよっ!!(汗) なんか期待裏切ってゴメン的な空気になってしまったんですけど………
「心さん、あたしも一緒に行っていいですか?」
そんな空気なんかおかまいなしに葵が口を開いた。
ある意味勇者!!
「ん?もちろんいいよ。」 眠たそうに心が言うと、葵はニコっと笑った。
「じゃぁ、行きますか。」 よっこいしょって立ち上がって言う……ってか、よっこいしょって!(汗)僕も年とったなぁ 「葵ッ!どこか行くの?」
急に後ろから声がした。 振り向くと、TRIPと書かれたTシャツを着た、黒い髪でショートカットの女の子がいた。
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