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プロポーズ
それから
冬休みの間二度ほど二人きりで逢ったけど
楽しい
ただそれだけな気持ちで
何も考えてなかった
学校が始まっても
今までと何も変わらないと
思ってた
１月１５日成人の日
家に初めて
先生から電話が入った
『ちょっと出てこれるか』
家からちょい離れたところへ
スバルが見えた
車に乗り河川敷へ
いつになく真面目な横顔
『先生？なんかあっ…』
『…どうする？』
話しかけたのを遮るように
先生が聞いて来た
『えっ？』
『卒業したら嫁さんになるか？』
茫然とする私の
頭に手をやり髪の毛をクシャッと掻き回した
『返事は後でいいから』
先生は、いつもの笑顔で
笑った
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