『バイク』

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『バイク』

時が経ったある夜・・・ 『まさ』は家でテレビを見ていた。 その時、窓を叩く音が聞こえる 『ドンドンッドンドンッ』 『まさ』はその音のする窓を開けた。 「よう!暇か?」 と現れたのは『まさ』の兄の『みち』だ。 『まさ』 「急にどうしたの?」 『みち』 「いいから『ヒデ』と外にこいよ。」 『ヒデ』は『まさ』のもう一人の兄だ。『まさ』 「わかった」 『まさ』は『ヒデ』と一緒に呼ばれる方へ向かった。 二人は近くに行くと『みち』の友達も一人いた・・・ 『みち』 「よし!きたな!これ乗ってみろ!」 と『みち』は隣にあったバイクを『まさ』の目の前にとめる。 『まさ』 「えぇ!なに?これ乗れってこと?」 『みち』 「乗り方教えてやるから乗れよ」 『まさ』 「いや。無理だよ。まだ小学だし」 『みち』 「せっかく教えにきたんだから乗れよ。」 『まさ』 「・・・わかったよ。」 『みち』 「よし!じゃ~とりあえず乗ってこれをこうしてこうするんだ」 と言いながら教えてきたので言われたままにする。 限度も分からず操作をするとバイクは急発進した。 それは一瞬だった。僕はいつの間にか家の近くの広場に倒れ込んでいた・・・ 『痛い・・・』 『まさ』は怪我をしている。 『まさ』はその怪我にも関わらず立ち上がる。 『みち』 「大丈夫か!?」 『まさ』 「大丈夫だよ。とりあえず帰るね。」 と言うとその姿まま家に戻る・・・ 『まさ』は事故のことを両親には話をしなかった。 『まさ』は事故のことを両親に話すると話が大きくなるからと思ったからだ。 たいしたことはないと明るい場所で足をみるとスリ傷程度だったのでそのままにして眠ることにした。 しかし、次の朝に布団が多少だが赤くなってしまっていたので怪我をしていることは隠しきれなくなった・・・ 『親』 「どうしたんだ!その怪我は。」 『まさ』 なんでもいいよ。もう大丈夫だから気にしないでいいから。』 親との話は進み病院に行くことになりその後は何事もなく毎日を過ごしていた・・・
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