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「ちょっとどうすんのよこーた君。こんな子拾ってきて、バレたらヤバくない?」
「どうせバレないって、こいつ駅前でだらだらとよだれ垂らしながら歩いてたんだぜ、周りにいたやつは俺の事家族かなんかだと思うだろうよ」
「そうかなぁ…。」
「おー、真美のその顔。たまんないねぇ」
「変なことで笑わないでよ。
ところで、この子名前はなんていうの?」
「さあ?きいても答えないし、そもそも日本語喋れなかったりして」
「さすがにそれはいいすぎでしょ、かわいそうだよ…。あ、起きた」
「そうかぁ?まぁちょうどいい、おい、ワンって言ってみろ」
『…ぇ?ぁ、ゎ、ゎん』
「おぉまじか、まじでいいやがった。
…なあ真美、コイツ今日から飼わないか?」
「えーそれ絶対ヤバいってー……。でもこーた君が飼いたいなら飼っていいかも。結構かわいいし」
『ぇ…な、何を?』
「真美の小悪魔フェイスもたまんない。ってか色々鳴かれたら近所迷惑だからくちわしようぜ」
「さんせー。この子かわいいけどうるさそうだし…」
『ちょっと!何するんですか?!やめてく…んんー!!んー!』
「はいオッケー」
「ところでこの犬の名前何にしようか?」「んー…真美が決めていいよ?」
「本当?やった♪じゃぁこの『んー』ってのが耳障りだから、“ミミリン”とかどうかな?
」
「はは…すごいネーミングセンスだな。じゃぁコイツは今日からミミリンで。よろしくな、ミ・ミ・リ・ン」
『ンー…!ンンンー!ン……』
「ミミリン泣いちゃった。超かわいい、大切に育てようね、こーた君」
『ン、ン…』
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