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ダダダダダ
民家の窓に九二式機関銃を設置し、壁には銃眼と呼ばれる穴を空け懸命に応戦している。
前方からは無数の弾丸が飛んできて、瞬く間に壁が削られていく。
日本兵
「敵歩兵接近、前方に展開。」
小隊長
「第1分隊は展開中の歩兵をなぎはらえ、第2分隊は接近する歩兵を排除せよ。」
小隊長の激が飛ぶ。
日本兵
「て・・・敵戦車、3両確認。き・・・来ます。」
瓦礫を踏み潰し、M4中戦車が現れる。
小隊長
「戦車に火力を集中させろ。張り付かせるな―――。」
小隊のできる限りの火力を集中させる。
ド――ン・・・。
耳鳴りがするほどの音が聞こえた。
その瞬間、
「撃て――。撃ち・・・。」
「うわ――・・・・。」
強烈な衝撃とともに視界が真っ暗になった。
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