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今日も良太郎の体の取り合いをしているモモタロス、ウラタロス、キンタロス、リュウタロスの4人。
その時、電ライナーに侑斗とデネブが来た。
「だから、今日は俺の番だっつーの!」
モモタロスが声を張り上げた。
声にビックリした侑斗とデネブ。
何が何だかサッパリ分からず呆然としていた。
「何だ………?」
状況を理解しようと辺りを見回す侑斗。
気づいた良太郎は侑斗に近づいた。
相変わらずモモタロス達は良太郎の体を誰が使うかで言い争っていた。
「侑斗、い………いらっしゃい。」
ぎこちなさそうに侑斗が来た事を歓迎する良太郎。
「何をしてるんだ?」
デネブは不思議そうな顔をしてモモタロス達に近づいた。
デネブの声は、もめ合いでかき消されてしまって聞こえていない様子。
それなら、もっと近づいて…と思ったデネブだったが、殴り合いになって、その中に巻き込まれてしまった。
「侑斗ぉ~………。」
助けを求めるデネブの声も侑斗に聞こえず、かと言って殴り合いを止めれず、しどろもどろになっていた。
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