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「あ、わ、私は、副会長を務めることになりました、椚羽麻ですっ!1-Cです!よ、よろしくお願いしますっ」
「1-D、会計の草祇疾風っす。計算だけは早いんでがんばりまーす」
戸惑いながら話す羽麻の後に淡々としゃべっていく疾風。
一年生が順番に自己紹介をしている間何故か朱癸はしかめっ面をしていた。
「なんて顔をしているんですか・・・」
「んー・・・あー・・・みんな固いなぁと思って、ね。ここさ、進学校っても、校則緩いじゃん?だからさ、みんなのびのびやってるっしょ? だから私としては一年生も気兼ねなく自由気ままに緊張とかなしでやって欲しいんだよねー」
「会長は少し自覚をもって行動していただけるといいのですが」
「んー、まぁそれはそのうちね」
頬杖をつくのをやめ、朱癸は立ち上がった。
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