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「・・・・・・」
「ん?茅、どうしたの?」
急に黙って扉の方を見つめる茅を朱癸はシャーペンを止めて見る。
「・・・いえ、会長、今日はそろそろ終わりにしましょうか?」
「ん―あとちょっとだしやっていくよ」
「今日に限ってそんなコトを・・・・」
「今日なんかあるの?だったら茅だけ終わっちゃっても――――」
「朱癸―っ!!」
「やっぱり来たか・・・・」
バーンと生徒会室の扉を開け入ってきたのは理事長の息子、霧島恭平だった。
その男の登場に茅は心底いやな顔をする。
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