4 理事長息子は哀れな少年?

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      「・・・・・霧島。会長はまだ仕事が残ってるんだ。帰れ」 「やなこった」 べぇっと舌を出して朱癸の手をとろうとするが茅、昂、琴波に蹴りを入れられる。 「ってて・・・・何すんだよ!」 「「「朱癸(会長)に触れようとするお前が悪い」」」 「へっ・・・・なぁ、朱癸。今日叔父貴がお前に会わせろってうるせぇんだけど、来てくれねぇ?」 3人をそっちのけで恭平は朱癸に話しかける。 「霧島の叔父さん?」 「そうなんだよー。俺の未来の妻を見てみたいとか言ってよぉ」 照れたように頭を掻く。 「へぇ……それはそれは」 「ずいぶんとまぁ面白そうな話じゃねぇか」 ふふふと笑いながら、琴波と昂が話に入ってくる。      
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