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「さて………次は何処を落とそうかな」
久秀様はそう呟くと、おもむろに立ち上がり縁側に出た。
いつものように腰に手を当て、遠くを見据えるように目を細める。
「虎の牙を奪ってみようか……いや、魔王をからかってみるのもまた一興」
そう言うと、何を想像したのかクツクツと喉を鳴らされる。
笑いが収まったのか、久秀様は不意に顔を上げると、ゆうるりと視線を左右に動かした。
目を細めたまま、何かを探すように。
暫くそうしていると、探し物が見つかったのか動きが止まり、久秀様は笑みを深くした。
「ふ…………そうか、もう秋かね」
その視線の先には、赤黄色の小さな花。
甘い香り漂わす、
金木犀。
■□■□■□■□
雰囲気を重視してみた。
玉砕した。
でもってもうすぐ秋終わる…………||||orz||||
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