告白

3/3
前へ
/26ページ
次へ
でも、今なら。 「みっつ、ひ、で…?……っ?!」 最後の力、振り絞って蘭丸の襟首を掴む。 ぐっとこちらに寄せて、唇をぶつける。 口づけとは少し違ったかもしれない。勢いがありすぎて歯がぶつかった。 目の前には、驚きで涙が止まった餓鬼が一人。 「           」 笑ってやれば、ぼたぼたと頬に雫が落ちてきた。 やはり餓鬼ですね、泣き虫な餓鬼。ああ、鼻水まで垂らして。汚いですねぇ。 ねぇ蘭丸。 貴方の気持ち、伝えてくれてありがとうございました。 あの日があったから私は今まで生きてこれたような気すらします。言い過ぎかも知れませんが。 ねぇ、だから、あまり泣かないでください………――――――― 「おっ、そいんだよ……馬鹿光秀っ………!!!」 ■□■□■□■□■ 蘭光が好きなのに、中々楽しいシチュが思い浮かばない。 さっきやっと浮かんだと思ったら、死ネタ。 ………どんだけー。← 光秀が思ったより普通の人になった。 書きたかったのは泣く蘭丸と、ぶつかるようなキスシーン。……ようなというか、ぶつかっとるがな。 『わたしも、すきでしたよ』 浮かべた笑みはきっと、貴方だけの為の。  
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

50人が本棚に入れています
本棚に追加