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「ユウちゃん!受かったよ、高校!!」
ハルカの第一声で
僕は思わず飛び跳ねそうになった。
自分のことみたいに
嬉しかったんだ。
涙を浮かべながら
ハルカは僕の手をとった。
ハルカにとっては
自然だった、その行動が
僕の気持ちを
スーパーボールみたいに
高く飛び上がらせた。
知ってたよ、ハルカ。
がんばって勉強したこと。
いつもは飲まない
ブラックコーヒーだって
何杯も飲んだね。
教科書だって
書き込みとマーカーで
ぼろぼろになってた。
努力が実ったんだね。
でも僕は…
反面、ちょっぴり切なくなったんだ。
だって…。
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