1章

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起きた私は頭をボリボリ掻きながら時計を見た。 時計の短針は9を指していた。 「…9時かぁ。シャワー浴びよーっと。」 さっきの夢のせいか、体は汗でびっしょりだった。 ガチャ 脱衣場に入り、鏡を見たら髪の長い私が映ってた。 「…あ。髪切るの忘れてた。後で美容院行こ」 服を脱いでシャワー室に入ったら、少し膨らんでいる胸が気になった。 「うーん。サラシ巻こうかな。そういえば、サラシって何処に売ってるんだろ? 包帯でいいかな?…包帯でいっか。」 私は長い髪を洗って体も洗い流した後、シャワー室を出て下着を来た。 「…パンツって…やっぱり…。でも持ってないしなぁ。やっぱ買いに行こ。」 そしてジーンズにTシャツも着た私は、ふと思った。 「…なんか独り言が多い気がするなぁ。」 私はカバンは持たずに、財布と鍵だけを持って家を出た。 「まぁいっか。」
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