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極東を血の海へと変えた、黒真連合との激闘後、田中ヤスオは、極東線沿線の猛者たちが集う、【極東連合】の初代総番長となっていた。
時をさかのぼること1年前、その田中ヤスオに、入学早々、無謀にも勝負を挑む一年生が現れる。二中の狂犬と恐れられた、武田トモヤである。だが、実力の違いは明白。入学初日にして、狂犬は負け犬になり下がってしまう。
「ポチ」と呼ばれ、無為に日々を過ごすトモヤに、二中の悪魔と呼ばれた親友「如月亮」との約束が重くのしかかる。
《いつか、どっちがスゲエか決める!》
そんなトモヤに、如月の近況が聞こえてくる。如月は、東関一体で最大勢力となっている【東関狂走連合】の総長になっていたのだ。
圧倒的な喧嘩力と男の度量で自分の前に立ちはだかる「田中ヤスオ」。自分との約束を果たす為、一歩も二歩も先を行く「如月亮」。
二人の男を超える為、トモヤは再び立ち上がり、成り上がることを誓う。
その時、状況が一変する……。
如月率いる【東関狂走連合】が【極東連合】に侵攻を開始したのだ。勝つ為には手段を選ばぬ【東関狂走連合】のやり口に、総番長田中ヤスオも決起を決意。今まさに、東関の覇権をかけた抗争の幕が切って落とされようとしていた…。
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