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｢おめでとうございますｼｬﾗｼﾙ殿下｣
大広間の様なとこに世界中の重鎮が集まる中を一人の男が入ってきた。
レッドカーペットの上を優雅に歩いている。
そして一番上座のゴージャス椅子に座った。
この方は今日誕生日を迎え16才となった“ﾀﾞｲｱﾝ・ｸｲｰﾝ・ｷﾝｸﾞﾀﾞﾑ”の皇子ｼｬﾗｼﾙ・ﾑﾙｼﾘ殿下…
｢皇子の為に世界で一つしかないものをご用意いたしました。｣
侍従長がそう言い手をパンパンと叩いた。
すると奥からキラキラした机の上にたくさんのプレゼントが並べたてあるそれを使用人が運び出されてきた
周りが喜びに笑みしている中、何故か祝ってもらっているｼｬﾗｼﾙ殿下だけは何処か遠くを見てずっと上の空だった………
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