一話[過去への出発]アキラ視点

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世界が 滅びる・・・ 全ての命が、無に帰る事。 世界そのものが、消えて無くなる事。 悲しくて、悔しい・・・あの時、もっと俺に力があれば。 強かったら、神が弱体化しなかったら、世界は滅びずに済んだのかもしれない。 ごめん・・・、ごめん。 全て、俺のせいだ。 ((アイツ))に立ち向かう強い力さえあれば 世界は今でも栄え、生きていただろう。 [・・・・・・・・・アキラか・・・] 弱体化し、存在自体が難しくなった神様達。弱体化しなかったら この世界も滅びなかった。 滅びを止められただろうに。 ア[ドリームランドが・・・俺の命が消える前に、貴方に会っておこうと思って] [・・・半分嬉しくて 半分悲しい言葉だな。最後の教えだ 自分を責めるな] ア[・・・・・・] [こうなったのは、お前のせいではない。 だからもう、自分を許してやれ] ・・・許せるものか。どうしたら、許せる?過去の((弱い))自分を。 何もできなかった自分を どうして、どうして許せるのさ。
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